みなさんこんにちは!本館5F売場のYです!
突然ですが、紐釦の本館5F売り場では、粘土をお取り扱いしているということをご存知でしょうか?
また、お取り扱いしている粘土の種類はどれくらいあるかご存知ですか??
粘土と言いましてもたくさんの種類があり、その中でも手触りや粘り、素材といったようにそれぞれ特徴を持っています。
今回は数多くある粘土の中から、売場のスタッフがそれぞれの特徴をご紹介して参ります!!
どの粘土を選んだらいいのかお悩みの方は必見ですよ!!
目次
粘土とは
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粘土は砂粒よりも細かい粒で出来ています。
粘土の原料は、火山の爆発のよって発生した溶岩や火山灰です。
長い年数をかけて細かい粒となり、粒となった溶岩や火山灰が雨や川、海などの自然の影響で流され、それらが積み重なり長い時を経て完成します。
性質
粘土は、地質学においての定義では粒径256分の1ミリ以下、土壌学においては0.002ミリ以下の細かな粒子の集まりのことです。
そんな粘土の性質は、水分が加わると粘着性と可塑性を示し、乾くと硬くなります。
※粘着性…粘り気のある性質のこと
※可塑性…外から力が加わると変形することができ、加えた力がなくなっても元に戻ることがない性質のこと
粘土ってこんなところにも使われているの!?
粘土の特性を生かした身近な活用方法としては、ファンデーションや鉛筆などが挙げられます。
これは吸着性や固形化する粘土の性質を利用するために、使われているそうです!
また、水の浄化や廃棄物処理にも粘土の持つきれいにする機能が活躍しているとのことです!
私たちが普段使用するものの中以外に、良い環境にするためにも粘土は利用されていたのですね!!質問を追加
粘土遊びは「知育」にもおすすめ!
実は粘土遊びは「知育教育」にもピッタリといわれています。
知育教育とは
お子さんが自発的に考えられるように教育をすることです。
思考力や考察力、判断力といった分野をより伸ばすこと「考える力を養う」ために教育を行います。
「知育」と聞くと、椅子に座って「知識」を入れ込むという教育と思いがちですが、実はそうではありません。
「知育」はお子さんが「楽しく自主的に学ぶこと」を重視しており、ただの「遊び」とは違います。
特に、お子さんの意欲を大切に、その中で与えられる課題に対して、様々なアイデアを考えながら、試行錯誤を重ね、最後に達成感を得ることが出来るということを重視しています。質問を追加
粘土が知育教育にピッタリな理由
粘土を使う時に、手先を動かすことが大切となります。
動作を繰り返し行うことで、手先が器用になるほか、脳の発達にも良い効果があると考えられています。
また、粘土のかたまりから自分自身で作るものを考えることで、集中力が高まり、想像力、発想力も豊かになる効果もみられるそうですよ。
ちなみに、粘土を使用した遊びは何歳から遊ばせていいのか分からず、お悩みの方もおられるかもしれません。
「間違って粘土を口に入れてしまったらどうしよう…」「実際に粘土を使って肌が荒れないのかな?」など、安全に遊ぶことが出来るのか、心配になってしまうことがあると思います。
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実際に小さなお子さんは、何でも口にいれてしまうため心配になりますよね。
ですが、大人の方と一緒なら1歳ごろから粘土遊びをお楽しみいただけるかもしれません。
特に小さなお子さまには、粘土で作品をつくることより、粘土に触れて楽しむことを目的にした方が良いそうです!!
一緒に触って、転がして、簡単に形を作ってみて、粘土遊びが楽しいものであることを感じてもらうところから始めてみましょう♪
そしてその時にはぜひ声をかけて、一緒に粘土遊びを楽しんでみてください!
一緒に完成したものを見て話して見たり、次はどんなものをつくってみようかと話したりして、お子さんのとのお話をお楽しみいただければと思います。
【原材料別】粘土の種類
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粘土の種類はかなり多くございます!!
原材料の違いで大きく分けることが出来るものの、その分けた中でもそれぞれ特徴を持った粘土がございます。
ここでは大きく6つに分けて、粘土の種類をご紹介します!!
粘土の種類 その①紙粘土
紙粘土は、炭酸カルシウムやのり剤を主原料にしたものにパルプを混ぜ合わせたものです。
ひび割れが起きにくく、芯材にしっかりと着くため扱いやすい粘土とされております。
自然乾燥により固まるため、作った形をそのまま保存させたい場合は紙粘土がおすすめです。
強い衝撃と水に気を付ける必要があります。
HALF-CILLA ハーフセラ
同タイプの紙粘土に比べ手につきにくく、乾くととても硬くなり、ほとんどヒビ割れしません。
そのため粒子が細かく、とてもよく伸びるので、花、アクセサリー、インテリア用品などの制作に最適です。
精密ベラ、ニードル、サンドペーパーなどで自由に加工ができます。
色が白いので絵の具の発色が鮮やかです。
myナピア
一般的な粘土でお子様から大人の方までお楽しみいただけます。
どんな形もつくりやすく、どんな芯にもよくつきます。
乾いて硬化すると、ひび割れすることもなく、彫刻したり、やすり仕上げたりすることができます。
表面の着色を自由にすることができます。
絵の具で着色させることでカラー粘土もできます。
人形、花づくりに向いています。
マイキューティーソフト
手を汚さずに使うことができ、とても伸びのある粘土です。
そのため力を入れずに捏ねやすく、高齢者の方でも扱うことが出来ます。
花、アクセサリー、インテリア小物等の製作に最適です。
着色は水彩絵具が使用できます。
人形・花づくり用紙粘土 フラドール
どんな形も作りやすく、そんな芯にもよくつきます。
乾いて硬化すると、ひび割れせず丈夫です。
乾いてから彫刻したり、やすりで仕上げたりすることもできます。
乾くと真っ白になるため、表面の着色が自由にできます。
※残った粘土は、かたくならないようにポリ袋などに入れておきましょう。
Dia Doll ダイヤドール
粘土の種類 その②油粘土
油粘土はコシが強く、伸ばしやすいという特徴を持ち、自然乾燥によって固まることがほとんどありません。
そのため、何度でも形を作り直して遊ぶことが出来ます。
フィギュアなどの形を取る型取りとして使用することもできる一方で、保存するための作品作りにあまりおすすめしません。
手芸用油粘土
ピュアクレイ ホワイト
なめらかで柔らかいため、表面をきれいに整えることが簡単に出来ます。
油粘土特有の嫌な臭いがしません。
従来の油粘土に比べて非常に軽く、肌にやさしい安全性の高い原料を使用しています。
紫外線(日光)で変色することがありません。
Chuko Onlineオンラインストアでご注文
Chuko Online粘土の種類 その③石塑粘土
石塑粘土は石を粉状にしたものを原料としています。
乾燥した後に、やすりがけをして削ることが出来るほど、しっかりと固まる特徴があります。
乾燥すると陶器のような質感に、そこにニスを塗るとつやが出て素焼きとは異なる風合いを表現することが出来ます。
プルミエ
石塑粘土の良さをそのまま活かし、ラドールと比べて40%の軽量化を実現することが出来ました。
乾燥後は削り磨きがしやすく、強度も抜群となっています。
創作人形やフィギュア、小物づくりまで広い用途でご使用いただけます。
乾いた後に、やすりがけをして削ったりもでき、形が作りやすい!
軽量と白さが抜群です。
ラドール
きめ細やかで伸びがよく、ロングセラーの石塑粘土シリーズです。
削りなどの加工もしやすく、美しくやさしい石質に仕上がります。
創作人形やフィギュアをはじめ、ミニチュアハウス、篆刻(てんこく)など、あらゆる表現に対応することが出来ます。
ラドールプレミックス
Chuko Onlineオンラインストアでご注文
Chuko Online粘土の種類 その④軽量樹脂粘土
樹脂粘土は柔らかさのある粘土です。
また乾燥した際はひび割れしにくい特徴も持っています。
完成した時は表面が滑らかで弾力性もあるのが紙粘土にはない特徴です。
ここ最近ハンドメイドの中で人気となりつつある「フェイクスイーツ」「スイーツデコ」「ミニチュアフード」のような、ジャンルの作品作りにおすすめです!
ハーティクレイシリーズ
ハーティソフト
粘土の種類 その⑤樹脂粘土
すけるくん樹脂粘土
極めて高い透明感と柔軟性を持っている樹脂粘土です。
また、薄くしても折れることがなく、その特性を活かして、従来にない質感・意匠の作品作りや幅広い用途にお使いいただけます。
※厚くするほど透明感は減ります。
樹脂粘土グレイス
透明感にすぐれ、柔らかく薄く延ばすことができ、穀粉を原料とした樹脂粘土です。
乾燥後はプラスティックの様な風合いとなり、割れにくい特徴をもっています。
色付けは、グレイスカラーまたは油絵具、アクリル絵具、水彩絵具が使用できます。
花、人形、スイーツなど幅広くお使いいただけます。
また、樹脂風粘土コスモスを混ぜて、 程よい透明感と強度を持つ粘土にすることもできます。
コスモス
あたたかみのある、マットな白さの樹脂風粘土です。
よく延びて自然の白さを持っており、陶花の感触をもった作品を作るのに適しています。
乾くと、透明感をもち、また弾力性のある仕上がりになります。
色付けは各種絵具、様々なカラー粘土が使えます。
モデナ
グレイス ジュエリーライン
粘土で、本格的なアクセサリー「クレイジュエリー」を作ることを目的に作られた樹脂粘土です。
硬化後もしなやかに曲げることができて、強いという特徴を持っています。
コシが強いので、成形しやすいです。
透明感に優れ、着色時に明るい発色となります。
色付けはジュエリーパウダーをはじめ、カラー粘土、油絵の具、アクリル絵の具、水彩絵の具などが使用できます。
特に、ジュエリーパウダーの発色を最大限に引き出すことが出来るほど、透明感に大変優れています。
粘土の種類 その⑥自然由来の原材料の粘土
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そして最近少しずつ増えてきているのが、自然由来の原材料を使用した粘土です。
具体的には、小麦粘土、シリコン粘土、ミツロウ粘土、寒天粘土、お米粘土などがございます。
大きな特徴としては、小さなお子さまでも安心、安全に遊んでいただくことが出来る粘土であることではないでしょうか。
実際に口の中に入れても安全な粘土もございます!
ただ、一部の原材料はアレルギーをお持ちの方は使用しない方が良いものもございます。
商品の注意書きなどの情報をしっかりとご確認頂いてからのご使用をおすすめします。
パンネンドシリーズ ニューパンド
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小麦粉を原料にした塑性粘土です。
伸びが良く自由な形に加工できます。
また形成後、2、3日の自然乾燥で硬化することが可能です。
色の練込・乾燥後の彩色、どちらも美しい発色です。
乾燥後は、独特の美しいツヤと緻密なキメを持ち、半永久的に形を保ちます。(カビ、虫食い、ひび割れの心配はありません) お花・アクセサリー・ミニチュアスイーツ用、インテリア小物・立体画等幅広く活用できます。
天然の木からできた粘土 ウッドフォルモ
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天然の木をあら挽きしてつくった木質粘土です。
乾燥させると硬くなるため、シャープな形に彫刻を使用して削ることが出来ます。
天然の木が入っている為、木の風合いの表現が出来たり、ハーティと混ぜてフェイクスイーツのクッキーの質感も上手く表現したりすることが出来ます!
粘土の選び方
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では、数多くある粘土の中からどれを選んだらいいのでしょうか?
その答えは1つではないのです!
- 粘土の種類、素材で選ぶ
- 用途、目的に合わせて選ぶ
- 使用する人に合わせて選ぶ
粘土の種類、素材で選ぶ
使用したい粘土の種類が明確に決まっている場合は、それを選択しましょう!
粘土の種類はこちらからご覧いただけます!
用途、目的、作りたい作品に合わせて選ぶ
粘土は原材料によって、固まりやすいか、また質感、扱いやすさなども少し変わります。
そのため、どのような目的で、また作りたい作品のイメージをある程度しっかりと持っておく必要があります。
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例えば、粘土は乾燥するとしっかりと硬化される方が良いのか、少し素朴な風合いのある質感が良いのか、また粘土には後から色を付けたりしたいのか、それともすでに着色されている粘土を使用したりしたいのかなど、どんな完成にさせたいのか、また作り進めたいのかという点をしっかりと考えておくと良いですよ♪
使用する人に合わせて選ぶ
使用する人に合わせて選ぶ粘土を使用するときに、どんな人が使うのかということも大切です!
粘土を使用するのは、大人の方、それともお子さんなのか、またアレルギーなどの心配が必要なのかどうなのかといったように、意外とチェックしておくべきポイントというのはございます。
お子さんが使う場合
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お子さんが粘土を使う場合は「感触がやわらかく、扱いやすい粘土」がおすすめです!
小麦粉や寒天を原料とする粘土はもちろん、油粘土や紙粘土でもやわらかく、使いやすいものがございます。
同じ原料を使用していても、商品によって違いがございます。実際に、購入や使用する前に確かめてみてくださいね。
またお子さんが成長していく過程で、作りたい作品が決まって粘土遊びをすることがあるかもしれません。
そのような時は、お子さんの遊び方に合わせて使用する粘土を選んであげてみてくださいね♪
アレルギーについて
粘土には様々な原材料が使用されていることがございます。
例えば、小麦が原材料の粘土は小麦アレルギーをお持ちの方は使用を控えて頂く必要がございます!
食物アレルギーというと口から摂取して発症すると、すでに多くの方にご周知されているかと思いますが、中には肌に触れただけで発症する場合もあるのです。
もちろん例として挙げた以外の成分によって、かゆみやかぶれのような症状が出る場合もございます。
使用していて、いつもと違うなと感じたら使用するのを中断してくださいね。また症状があまりにも落ち着かないようでしたら、病院で診察などをしてもらいましょう。
心配な方は手袋などを装着して、粘土を扱うようにして下さいね。
迷った時はコレ!!売場スタッフが選ぶおすすめ粘土!

たくさんの種類の粘土があり、選び方についてもご紹介をしましたが、実際に「どれを選んだらいいのかやっぱり分からない!」とお悩みの方もおられるかもしれません。
そんなお悩みの方もご安心下さい!
売場のスタッフがそのお悩みをすぐに解決いたします!!
紙粘土の定番!「ハーフセラ」

ハーフセラは延びやすいことから加工がしやすく、また軽量という特徴もあります。
元々紙粘土は乾燥しやすく、ひび割れが起きやすいといわれていますが、ハーフセラは乾燥後もひび割れにくいという特徴を持っています。
樹脂粘土の王道といえば「グレイス」
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光沢感があり、発色が美しいところが特徴の樹脂風粘土です。
混色して使用することも可能です!
乾燥後はプラスティックの様な風合いで、割れにくく、しっかりと弾力性を保持する特徴があります。
石塑粘土の最上級「プルミエ」

軽量化を実現した石塑粘土です。
乾燥させた後も、削ったり磨いたりすることができ、強度もしっかりとあります。
幅広い場面で使用することが出来る粘土となっており、置物や小物、アクセサリー作りにもおすすめの粘土となっています。
練り込みによる着色も可能です。
使用した粘土はラップでしっかりと包み、ジップロックの中に入れてしっかりと密閉した状態で保存を行うようにしましょう。
種類にもよりますが、粘土は乾燥しやすい性質を持っています。
そのため、使いかけの粘土がある場合は、なるべく乾燥しない状態を保つことが出来るようにしましょう!
ちなみに、霧吹きやウェットティッシュなどを一緒に入れて頂ければ、乾燥しにくい状態を保つことができ、乾燥することを遅らせることが出来ます。
明確な年数などは特に記載されておりません
商品にもよりますが、2~3年程が一般的とされています。
粘土が乾燥したり、固まったりして自由に形を成形する事が出来にくくなってきていると、新しい粘土に交換してもいいかもしれません!
粘土と水の相性は種類によって異なります。
硬い粘土に水を加え、柔らかくなることもありますが、耐水性がない粘土を使用するときは、なるべく水に接しないようしましょう!
みんなで楽しむ粘土遊び♪
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昔から馴染みのある粘土遊びとしてはもちろん、今ではハンドメイド作品を作る時にも粘土は大活躍しています!
今は様々な素材や特徴を持つ粘土があり、作りたいアイテムによって使い分けてお選びいただくことが出来る楽しさもあります。
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素材にこだわった粘土であれば、小さなお子さまから大人の方まで一緒にお楽しみいただけますので、家族で一緒に楽しむハンドメイドアイテムにもピッタリです!!
こちらの「フェイクスイーツ」のコラムもおすすめです!
粘土を使って作っていますが、どれもまるで本物のようなスイーツに見えるほどクオリティの高いものが、初心者さんでも作ることが出来ますよ♪
ぜひ挑戦してみてくださいね!!
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