みなさん、こんにちは!4F売場のTです。
突然ですが、みなさんはパッチワークをされたことはありますか?

パッチワークとは

30'sパッチワーク作品_赤

パッチワークとは、「継ぎ接ぎ」を意味する言葉です。
色や形が様々の生地を縫い合わせ、大きな布地となるように作ることもあれば、小さなアップリケを作りバッグを飾ることもあります。


大きくパッチワークの作品作りの工程は、3つに分けることが出来ます。

  1. 型紙を作るためのもの
  2. 布に印を付け、裁つためのもの
  3. 縫うためのもの

様々な形や色の布を縫い合わせて作るパッチワークは、その小さな形に裁断された布地が大変重要となります。
先ほど挙げた①や②の工程は下準備という段階ではありますが、小さなずれがたくさん生じるとやがてそれは大きなずれとなり、完成した作品が「思っていたものと違っていた!」なんてこともあります。

では、どうやってパッチワークの型紙を作ればいいのでしょうか…?

パッチワークの型紙は、厚紙や方眼用紙などの紙に直接描くこともあれば、すでに型に切り取られたテンプレート、市販の型紙などを使用することもあります。
このあたりはソーイングを普段される方も想像しやすいかもしれません!

今回のコラムでは①の型紙を作成する上で、大変便利なパッチワーク用品をご紹介いたします。

パッチワークの型紙を作る時のアイテムについて

①方眼用紙を使用する

DRM8805 パッチワーク方眼シート 1mm方眼 5枚入

こちらは一般的な型紙の作り方です。
方眼用紙に製図を行い、型に沿って裁断をして型紙を作成します。

この方法であれば、縫い代付きと実寸大の両方の型紙を作ることが出来ます。

②パターンシートを使用する

パターンシート

こちらは①で使用して方眼用紙より、半透明となったシートです。
鉛筆で描き、はさみで裁断する事が出来る厚みのシートです。
半透明のため、原案や生地を下に置いた上からデザインのトレースなどを行うことが出来るというメリットがあります!

③市販の型紙を使用する

型紙

ご自身で型紙を作成する必要がなく、何度も繰り返して使用する事が出来るほど丈夫なつくりとなっています。
市販の型紙なので、使用したいサイズのテンプレートがあれば、うまく活用するのもおすすめです!!

今回は②の「マルチデザインペーパー(パターンシート)」での型紙づくりの方法についてご紹介いたします!

マルチデザインペーパーとは

マルチデザインペーパーについて

マルチデザインペーパーは、思った通りのデザインを簡単に型紙にすることが出来る商品です。
「ペーパー」と商品名には含まれていますが、耐熱性の特徴も含まれている為、アイロンをかけることも出来ます!

マルチデザインペーパー5つの特徴

その①半透明で簡単にトレースできる!

鉛筆

マルチデザインペーパーは半透明の紙素材です。
複雑な図案であっても透けてくれるため、鉛筆で簡単に写しとることが出来ます!

その②簡単に修正!

消しゴム

マルチデザインペーパーは鉛筆でデザインを移しても、しっかりと濃く、はっきり図案を写しとることが出来るので、消しゴムでの修正が簡単に出来ます。
間違えても消して、書き直しが出来ますよ!

その③プリンター、コピー機にも対応◎

コピー機

図案の複写はプリンターやコピー機からでもすることが可能です。
そのため、パソコンで使用するデザインソフトから作成したデザインやオリジナルのパターンも、マルチデザインペーパーに印刷をすることが出来ます。

※インクをはじく可能性があるため、印刷後約2~3分程度乾かしてください。

その④アイロンOK

アイロン

マルチデザインペーパーは耐熱性に優れている為、ペーパーを生地に挟んだ状態のままでアイロンをかけることが出来ます。
図案通りに生地を形づけることが出来るので、しるし付けをする手間を省くことが出来ます。

製品アイロンプリンター(印刷)
A社××
B社×
紐釦オリジナル
④と⑤についてまとめた表

その⑤型紙として使える!

型紙

マルチデザインペーパーの素材は紙のため、はさみを使って簡単に裁断する事が出来ます。
型紙を作る上でも最適な、ほどよい厚みと張りがあるため、すぐに折れたり、破れたりすることがありません!

ポーチやバッグなど、同じ型紙を使用してたくさん作りたい時は、耐久性が備わっているマルチデザインペーパーをぜひご使用ください!
繰り返し型紙をお使いいただくことが出来るので、大変便利ですよ♪

方眼タイプと無地タイプの2種類!

マルチデザインペーパーには方眼と無地タイプの2種類ございます。
方眼タイプはピースワーク、無地タイプはアップリケにするときにご使用いただくのがおすすめです!
また無地タイプは方眼タイプと違い、線が気にならないので自由に型紙を取りたい時、型紙の線が分かりにくいと感じる方におすすめです!

ほかにも型取り・型紙づくりにあると便利なアイテムあります!

CL57-896 方眼ピーシングペーパー

CL57-896 方眼ピーシングペーパー
  • 品番:CL57-896
  • 品名:方眼ピーシングペーパー
  • 内容物:本体390×1100mm
  • 方眼 ・半透明
  • 1cm方眼
  • 2枚入
  • 原産国:日本

半透明なので作りたい図案も簡単に写せます。キルトに直接図案を写さなくても布と一緒に縫え、縫い目から破ってはずすことが可能です。アイロンで繰り返し仮接着もできます。
その他、シルクなどの柔らかい布の補強や、アップリケの型紙としてもご使用いただけます。

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CL57-902 Clover セルティック&アップリケ用シリコンペーパー

CL57-902 Clover セルティック&アップリケ用シリコンペーパー
  • 品番:CL57-902
  • 品名:セルティック&アップリケ用シリコンペーパー
  • 本体サイズ:297×420mm
  • 4枚入

セルティックキルトやアップリケ、ソーイングに便利なシリコン加工紙です。
熱接着芯などを貼る時に使用すると、アイロンやアイロン台に接着剤が付きません。
またスベリの悪い生地にアイロンをかける際、あて布代わりになります。

CL57-919 耐水性アップリケマット

CL57-919 耐水性アップリケマット
  • 品番:CL57-919
  • 品名:耐水性アップリケマット
  • 素材:マットは熱に強い耐水性の素材、シリコーンゴム+グラスファイバー
  • サイズ:アップリケマット、アイロン保護シート29.5cm×42cm
  • 耐熱温度:アップリケマット230℃、アイロン保護シート260℃

アイロンを使ってかんたんにアップリケを楽しめる、耐水性のシートです。熱接着両面シートを使った「アップリケ」、バイアステープでモチーフを作る「セルティックキルト」などに便利な耐水性マットです。マットの下に敷いた図案が透けて見えます。

定規(キルトスケール・オムニグリッド定規)

寸法を測る、線を引く、等分に印をつけるなど使用しやすい定規を使用して、型取りをしていただければと思います。
見慣れた長方形の形から三角形、またすでにヘキサゴン(六角形)の形になっているパターンなどを使用して、型紙を制作しましょう!

サークル型(円型)にしたい時は、コンパスを使用するとキレイな形を作ることが出来ますよ。

鉛筆・シャーペンなどしるし付けアイテム

しるし付け

普段お使いの鉛筆やシャープペンシル、ペンなどでしるしを付けてくださいね。

型紙づくりもこれで完璧!

型紙づくり

パッチワークの型紙作りには、こんなに便利なアイテムがたくさんあるんですね。

特に、マルチデザインペーパーやパターンシートは便利で、繰り返し使える点が魅力的だと感じました。
パッチワークやキルト作品を作る時はもちろん、ほかの作品を制作する時でもご使用いただけますので、幅広い手芸ジャンルにて大活躍すること間違いありません!

パッチワーク×ヌビのバッグ

身の回りにあるものでももちろん、型紙を作っていただくことは可能なのですが、今回ご紹介した「マルチデザインペーパー」や「パターンシート」などでも、型紙を簡単にお作りいただくことが出来ます。

型紙作りから完成品まで、一つひとつの作業が丁寧であることが、手作りの楽しさをさらに引き立てると感じました。
ぜひみなさんも挑戦してみてくださいね!素敵なパッチワークの作品作りましょう!!

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