みなさん、こんにちは✨
本館3F、手芸用品売り場のYです。
品質にこだわったドイツ生まれの刺繍生地を紹介いたします!
刺繍が趣味の筆者の私が、今回こちらの商品の魅力をお届けできるのは大変嬉しいなと思い、とても気合を入れて書かせていただきました!
ぜひ、最後までご覧いただければと思います♪

そもそも「ZWEIGART(ツヴァイガルト)」とは?

TWEIGART(ツヴァイガルト)

「ZWEIGART(ツヴァイガルト)」とは、ドイツのZWEIGART社が出している生地のことです。

1877年に創業され、145年以上も 世界中のステッチャーの人々に愛用されています。

そのほとんどが刺繍用の生地であり、その品質の高さから高級刺繍布として知られています。

種類も豊富で、作りたい作品に合わせた刺繍布を選ぶことができます。

今回はそんなZWEIGART社の生地を詳しくご紹介していきます!

「ZWEIGART(ツヴァイガルト)」にはどんな特徴があるの?

「ZWEIGART(ツヴァイガルト)」はドイツの本社でのみ生産されており、特に品質にこだわって作られています。

常に最高の品質を追求し、時代とともに進化してきた生地です。最高の原材料のみを使用し、品質と品揃えについては国際基準を設定しているとのこと

生地は世界70か国以上で販売されており、有名デザイナーやメーカーのプロジェクトに起用されています。

ツヴァイガルトの生地には、ZWEIGART社の製品であることを示すオレンジのラインが入っています。

また、世界中の手芸メーカーもツヴァイガルトを採用しており、刺繍キットに含まれていたりすることも!

知らないうちに皆様もツヴァイガルトに触れているかもしれません。

TWEIGART(ツヴァイガルト)のトレードマーク
ZWEIGART社のトレードマーク オレンジライン

特徴 織りの精度の高さ

ZWEIGART(ツヴァイガルト)の特徴は、何といっても織りの精度の高さです。
縦糸と横糸が正確に織られており、そのため目の大きさが一定になっています。
目が小さくなるほど、目の大きさを一定にするのは難しくなりますが、ツヴァイガルトの生地は織りが小さくなっても一定の目の大きさを保っています。

国内の生地と何が違うの?

3F手芸用品売り場のYさん
「国内にも刺繡用の織りの生地はあるけれど、どう違うの…?」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか?
そこで、国内の生地とTWEIGART(ツヴァイガルト)の生地を比較してみました!

生地の織りの違いが一目瞭然!

写真をご覧ください!
目の粗さの違いがお分かりいただけるかと思います。

日本国内で流通している国産生地はだいたい6~20ctです。こちらだと少し目が粗いものになります。

また、生地をよく見比べるとZWEIGART(ツヴァイガルト)の生地は、1本の糸から織られているのに対し、国産の生地は3本ほどより合わせたような糸をさらに織って生地にしているのがわかります。

ツヴァイガルトの生地は1本の糸で織られていることによって、クロスステッチなどの刺繍がさらに刺しやすくなっています。
小さな目でも織られている糸は1本ずつなので、布の穴が開いているところが見えやすく、針が生地の織りを割ってしまう…というようなことがほとんどありません♪

ちなみに国内で23ctの生地もございますが、こちらは目の隙間が無く、クロスステッチには向いていないと言えるかもしれません。

実際国内の生地だと、目の小さいものはほとんど流通していません。

刺繍生地の目数について

刺繍用の生地は1インチ以内(2.54㎝以内)の目数をカウント(ct)として表示します。
このカウントの数字が大きくなるほど織りが細かく、目が小さくなります。

どんな用途で使うの?

3F手芸用品売り場のYさん
「生地の凄さはわかったけど…この生地は結局何に使用するの?」ということで、こちらの生地の使用用途を説明いたします!

ZWEIGART(ツヴァイガルト)は「クロスステッチ(刺繍用)」におすすめの生地!

先ほど比較した写真からも分かるように、ZWEIGART(ツヴァイガルト)は 目が細かく、正確に織られているので刺した作品のドット絵感が無くなり、より図案に近づく仕上がりとなります。

刺繍というより絵のような仕上がりとなり、完成作品をお家に飾っても違和感なくインテリアに溶け込みます。

また、目が細かいので普通にフランス刺繍などを刺していただいても目に糸が沈むことはほとんどございません。

クロスステッチとフランス刺繍、フリーステッチなどを組み合わせた作品を作ることも可能です。

実際に刺したらどのような感じなのか、その作品がこちら❕

TWEIGART(ツヴァイガルト)で作ったクロスステッチ刺繡作品
Heaven And Earth Designs [Mediterranean evening]

こちら、絵ではなくクロスステッチなんです!

手と比べてもかなりの大きさ!

※こちらのイラストをデザインされたデザイナーさんには、作成当初にSNSへの掲載許可を得ております。

実はこちら筆者が作成致しました♬

実は筆者、大のクロスステッチ好き。
こちらの図案は弊社では販売しておりませんが、いつかツヴァイガルトに合わせて取り扱い出来るようにと思っております。

作品の端から端までキレイな仕上がりに♪

作品の端を見ていただくと、定規で引いたようにまっすぐ作品の端が出ています!

これもツヴァイガルトの正確な織りがあってのもの。織りに歪みが無いため、作品のふちまできれいに仕上がります。

図案を忠実に再現することができるのですね。

この作品はかなり大きいですが、もちろん小さな作品にも向いています。

「刺したかったあの図案、家に飾るには大きいし…」と思って諦めていても、ツヴァイガルトなら刺しあがりが小さくなるため、額に収まりやすく、作品を飾りやすくなります。

また、目が小さいことで仕上がった作品がよりイラストのように仕上がります。
「せっかく作ったけれど何となくドット絵のような雰囲気に仕上がってしまってイメージと違った…」となってしまうことも起こりません。

TWEIGART(ツヴァイガルト)で作ったクロスステッチ刺繡作品_拡大
作品の端

「アイーダ」とか「ルガナ」…って何?

ツヴァイガルトで調べるとよく出てくる「アイーダ」「ルガナ」「ムラノ」というワードがございます。
こちらはZWEIGART社が出している生地の種類です。

LUGANA
LUGANA

一番有名なのは「LUGANA(ルガナ)」です。
そして、今回紐釦で取り扱いを始める商品もLUGANAとなります。

25ctで大きすぎず小さすぎず、作品の仕上がりが美しく大変刺しやすい生地です。

作品を仕立てるより飾って楽しむ額装作品向けです。

また、織り方の違いもございます。

「AIDA(アイーダ)」はアイーダ織りという技法がそのまま商品の名称になっています。こちらは糊がついており若干の硬さがあります。硬さがあるので小物に仕立てたりするよりは額装がメインとなります。

一方で、作品を小物に仕立てたい場合などはリネン生地が柔らかくお勧めです。ムラノやカシェルなどが該当します。

ZW3835P ZWEIGART 刺しゅうクロス 25CT LUGANA
ZW3835P ZWEIGART 刺しゅうクロス 25CT LUGANA
ZW3984P ZWEIGART 刺しゅうクロス 32CT MURANO
ZW3984P ZWEIGART 刺しゅうクロス 32CT MURANO
ZW3217P ZWEIGART 刺しゅうクロス 36CT EDINBURGH
ZW3217P ZWEIGART 刺しゅうクロス 36CT EDINBURGH

「ZWEIGART(ツヴァイガルト)」で刺繍に挑戦してみませんか?

「刺繍、やってみたいけどなんだか難しそう…」と思われている方もクロスステッチなら難しい技法もなく、時間をかければ大作も作れます💛

ZWEIGART(ツヴァイガルト)は、この機会に「ちょっと刺繍やってみようかな」という方や、「もっと作品をきれいに仕上げてみたい!」という方にぜひともおすすめしたい生地です。

ぜひチェックしてみてくださいね☺

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