みなさんこんにちは!本館3F売場のYです。
本日は私の趣味でもある「刺繍」についてコラムを書かせていただきます!!
特に私は「フランス刺繡」「クロスステッチ刺繍」をすることが多いです!
今回ご紹介させていただく「クロスステッチ刺繍」も、実際に作ったことがあります♪
刺繍初心者さんも作りやすいため、ぜひ挑戦して頂ければ嬉しいなと考えております!!

本日は、クロスステッチコラムの第1弾ということで、必要な材料などのアイテムをご紹介します!

クロスステッチとは

クロスステッチは、針目を×になるように重ねて刺していきます。また、布の織り目を数えながら一針一針刺します。
ワンポイントの小さな図案はもちろん、グラデーションの表現がきれいな作品まで描くことができます。

刺しゅうキットも各メーカーからたくさん発売されている為、初めての方でもお好みの雰囲気の作品を作ることが出来ます。
また目数を数えながら刺し進むため、図案写しを行う必要もありません。

クロスステッチの必要アイテム①刺しゅう糸

刺しゅう糸

刺しゅう糸には、素材はもちろん番手という糸の太さに違いがあり、作品によって使い分けされていることをご存知でしょうか?

番手の代表として25番糸、また5番糸、8番糸が挙げられます。
番手の数字が大きくなるほど糸の太さは細くなり、反対に数が小さくなると太くなります。

ぼかし染めやマルチカラーの25番刺しゅう糸は、1本の糸が何色かに染められています。そのため、刺し続けていると色の変化をお楽しみいただけますよ♪

定番!「25番糸刺しゅう糸」

25番糸刺しゅう糸

刺しゅう全般によく使用されているものは、25番糸刺しゅう糸です。
素材は綿100%でありながらも、シルクのような光沢感がしっかりと感じることの出来る刺しゅう糸となっています。

多くのメーカーがカラーバリエーション豊富に揃えているのも、こちらの番手となっております。
6本の細い糸を撚り合わせている為、そこから必要な本数の刺しゅう糸を引きそろえて使用します。

5番糸刺しゅう糸と8番糸刺しゅう糸

5番糸は一束の長さが約25mとなっています。
こちらの糸は1本をそのまま使用します。

8番糸刺しゅう糸

8番糸は一束の長さが約80mの玉巻き状態となっています。
こちらの糸は1本をそのまま使用します。

クロスステッチの必要アイテム②クロスステッチ針

刺しゅう針は糸が通しやすいように、針穴が大きくなっているものがほとんどです。
クロスステッチをする際は「クロスステッチ針」がございますので、そちらをお選びください!

クロスステッチ針

というのも、クロスステッチ針の先端は丸くなっています。
これには、刺した糸や布の織り糸を割らないようにする効果があるからです。

また、刺しゅう台に固定して両手で刺すときに針先が丸くなっていることで
針が指に刺さりにくくなっています。

刺しゅう糸と同様に、針も番手の数字が小さくなると太く、大きくなると細くなります。
実際に作品に使用するときの刺しゅう糸の本数や太さ、布の厚さや織り目の密度などに合わせて、針の番手も変更してくださいね♪

また針番号は、メーカーなどによって若干に違うことがございます。
特に海外メーカーのものは、名称や番数が異なりますので、実物や実物大の写真と見比べるようにしてください!

クロスステッチ針と糸、布の対応表

針の番手25番刺しゅう糸布の厚さ・織り目の粗さ
19番6本どりジャバクロス粗目(25×25目程度)
19・20番5・6本どり ジャバクロス 中目(35×35目程度)
21番4本どり ジャバクロス 細目(45×45目程度)
22番3本どり14カウント(55×55目程度)
23番2本どり18カウント(70×70目、67×67目程度)
24番1・2本どり18カウント以上

※あくまでも目安となっております。

クロスステッチの必要アイテム③布

クロスステッチは図案のマス目や織り目を数えながら、一針一針刺してステッチします。
そのため、布に図案を写すことはしません。
図案を描き写すことをしないため、「×」の目のステッチが正方形に刺しやすい生地がおすすめです!
例えば、縦・横の織り目の比率が同じもの、もしくは、織り目が数えやすい布が向いています!

刺しゅうクロスを購入するときに知っておきたい用語-「カウント」とは?

カウントは布目の大きさの単位のことです。これは、1インチ(=2.54cm)の中にある織り目(織り糸)の数を表しています。

例)10カウント 2.54cm以内に10目入っているということ
※その他の表記として、「10cmに〇×〇目(10cm平方内に縦〇目×横〇目)」という表記もございます。

どちらも数字が大きいほど、布目は細かく、密な状態となります。

①マス目を数えやすい布

マス目を数えやすい布は、針を入れる位置がとても分かりやすいというメリットがあります!
そのため、クロスステッチ初心者さんにオススメの生地となっています。

布

クロスステッチ用の生地は、マス目の四つ角に穴が出来るよう、縦・横に等間隔の隙間が空いている特徴があります。
布の目数を数える時はブロックの数を数えます。

この生地がおすすめ!

1マスを1目として刺す生地は「アイーダ」や「ジャバクロス」、DMCの「エタミン」、ツヴァイガルトの「ルガナ」などです!

アイーダ
アイーダ
ジャバクロス
ジャバクロス

②いろいろな素材の平織り

平織りの刺しゅうクロス

もっと作品を絵のような仕上がりにしたいと思った際には、リネンがおすすめです

クロスステッチでリネンを使うと、作品がまるで絵のように繊細で美しく仕上がります。
リネン生地は織り目が細かく、目が詰まっているため、細かいデザインを刺すのに適しています。

ただし、リネンは織り目が細かいので、通常の布よりも少し違う刺し方が一般的です。織り糸2本×2本を1目として数えて刺すことで、繊細な柄を表現しやすくなります。

織り目を数えにくいと思うかもしれないので、クロスステッチに慣れてきた頃に挑戦して頂くのがおすすめです!

布の目数を数える時は織り糸の数を数えてくださいね。

この生地がおすすめ!

エタミン
エタミン
リネン
リネン

織り目が分かりにくい生地にクロスステッチをしたい時は「抜きキャンバス」を使おう!

抜きキャンバスは織り目が分かりにくい生地に、クロスステッチをするとき一緒に使用するアイテムです。
土台となる布の上に抜きキャンバスを置き、抜きキャンバスの織り糸に合わせてクロスステッチを刺し進めていきます。
抜きキャンバスは図案を全て刺し終えたら、抜きキャンバスの織り糸を全て抜きます。
すると土台布にのみ、クロスステッチが施された状態になります!!

抜きキャンバスを使う時のポイント
抜きキャンバス

★刺し始め・刺し終わり
特に目の粗い布でなければ糸端に結び玉を作れば大丈夫です。
裏の針目にくぐらせる糸始末はしなくても大丈夫です。

★おすすめの土台布
伸縮性のある生地などは、刺した後に針目を整えることが可能な為、キレイに仕上げることが出来ます。

★刺しやすい針
糸の本数が多く、太い針を使用する時や抜きキャンバスの目が細かい時は、フランス刺しゅう針に変更してみましょう。
フランス刺しゅう針の方が、針先が細い為刺しやすくなります!


刺しゅうクロスの布目数やカウントによって刺し上がりサイズが変わる!!

布目の大きさによって、同じ図案を使用していても、刺しゅう作品の完成サイズは変わります。
布目が大きいと作品は大きくなり、反対に布目が小さいと作品も小さくなります。

ちなみに、使用する布のカウントや織り目数から、図案を実際に刺した時の完成サイズを割り出すことが出来ます。
【サイズの計算方法】
・出来上がり寸法(cm)=図案の目数×2.54cm÷ 〇カウント

クロスステッチの必要アイテム④水で消える布用マーカー

水で消える布用マーカー

布に中心のアタリを付けたり、刺しやすくするためのグリット線を引いたりする時に使用します。
水で消えるタイプの印つけにしておくと、軽く水を付けるだけで、しるしのマーカーが消えます。

※生地によっては消えにくいことがございます。
一度布端に試しに書いてみてから使用することをおすすめしております!

グリット線とは…

グリット線

グリッド線は別名ガイド線ともいいます。
グリッド線を引くことで、どのあたりを刺しているのかが分かりやすくなります。
オススメは、【10マス×10マス】と【5マス×5マス】でペンの色を替えてグリッド線を引く方法です。これだけでかなり刺しやすくなります。

クロスステッチの必要アイテム⑤定規・メジャー

図案に中心線を書くときや布本体の大きさを測る時に使用します。

定規、メジャーのどちらでも大丈夫です!
使用しやすい方をご用意くださいませ。

クロスステッチの必要アイテム⑥しつけ糸

しつけ糸

裁断した布端部分など、ほつれやすい部分をかがる時や抜きキャンバスを仮止めするときなどに使用します。

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クロスステッチの必要アイテム⑦糸切ばさみ・裁ちばさみ

糸切バサミを選ぶ時は、刃の先端が細く、切れ味が良いものを選ぶと使いやすいです!
裁ちばさみは刺しゅうクロスを裁断するときに使用します。

※どちらも紙を切るはさみではございません。必ず別でご用意するようにしましょう。

クロスステッチの必要アイテム⑧刺しゅう枠

刺しゅう枠と刺しゅう糸

クロスステッチをするときの必需品とまではいきませんが、実は刺しゅう枠も土台布によってはあると、とても刺しゅうがしやすくて便利と感じることがございます!
大きな作品を刺すときにとても便利です。
「クロスステッチ専用の平織布(アイーダ)」を使用して小さな作品を挿す場合は、刺しゅう枠がなくても刺すことが可能です!

特にアイーダは、縦横しっかりと押られているため伸びにくいということが挙げられます。またメーカーによっては生地に糊が付いていることもございます。
糊が付いていると生地が固く、しっかりとしているため、刺しゅう枠がなくても安定してクロスステッチを刺すことが出来ます!!

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クロスステッチの必要アイテム⑨固定代付き刺しゅう枠

刺しゅう枠固定台

必ずというほどではありませんが、あると便利なアイテムをもう1つ。
刺しゅう枠固定台を使用すると、両手で刺すことが可能になるため、作業効率が上がります。
また大きい作品だと生地が重たくなり、刺しづらいですが、固定台を使用すると生地を持つ必要がなくなるので肩の負担が軽減されます!

クロスステッチ刺しゅうに挑戦しよう!!

クロスステッチ刺しゅう

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