みなさんこんにちは!本館3F売場のYです。
本日は3/7~3/9にドイツのケルンで行われた手芸用品の展示会h+hの様子をご紹介します!

h+hとはどんなイベント?

h+hは世界中から手芸用品を扱う企業が集まり、各社が扱っている商品を紹介する展示会です。
その出展者の数は、なんと約300社!

イベントは3日間開催されますが、とても広いのでゆっくり見て回ると時間が足りなくなってしまいます。

今回はそんな展示会の様子と共に、イベント開催地であるケルンはどんな様子なのかも一緒にご紹介していきます!

イベント会場であるケルンメッセへ

ケルンメッセ入口
電車

イベントが開催されるケルンメッセには電車で移動します。

余談ですがドイツの電車には改札が無いのです!切符を購入したらそのまま乗りこむことが出来ます。

また、電車も大きいです。ドイツは自転車を利用する人が多くいる為なのか、ほとんどの車両に自転車を載せることが出来るようでした。

初めて海外へ訪れたスタッフY、文化の違いに驚きます…。

また、日本とは違い、満員電車であることもあまりなく、スムーズに会場へ向かうことが出来ました。

イベントは3フロアに渡って開催されており、気を抜くと迷子になってしまいそうな広さです。

各フロアの移動は基本的にエスカレーターでした。

展示会の様子

イベント会場に入った瞬間、その迫力に圧倒されました!

日本のイベント会場だとそれぞれのブースの大きさは大体決まっていますが、今回のイベントではどの企業もブースの設営の仕方が日本とは全く異なります。

大きな什器を使用して商品を展示しているのはもちろん、完全に壁まで設営して世界観を表現しているブースもありました。

作品をメインに展示しているブースもあれば、大きく商品を並べて取扱商品の多さをアピールしているブースもあり、逆に展示品は多くないけれど、世界観をしっかり表現しているブースもあります。

それぞれの出展者がどこに力を入れているのかが何となくブースの雰囲気で見えてきます。

イベント開場の様子

紐釦で見たことある!この商品はここだったのか…

紐釦でもお取り扱いしている商品のメーカーのブースへも訪れました。特に展示がオシャレだったブースをちらっとご紹介!

アクファクトゥム

インスタライブを行うたびにとてもご好評をいただくアクファクトゥム。

ブースに入った瞬間から可愛いが溢れていました。

生地の雰囲気がそのままブースに反映されています。また、とにかく作品アイデアが沢山展示されていました。

小物から洋服まで、見ていると何か作ってみたくなりますね♪

アクファクトゥムのブース
アクファクトゥムのブース➁
作品展示

パウリ

こちらは高級ジャガード織のリボン「カフカリボン」のメーカーです。

アクセサリーのようにきれいにショーケースに入れられたリボンは時間を忘れて見入ってしまいそうでした👀

また、ここも作品展示が非常に多くありました。

リボンからこんなにたくさん作品が生み出されるのか…とじっくり見て回りました。

また、こちらのブースも設営が非常にオシャレでした。

天井から吊り下げられた薔薇やリボンがカフカリボンとマッチしていてとても素敵な雰囲気になっていました。

ショーケースに飾られたリボンたち
カフカリボンを使用した作品展示
パウリのブース

ツヴァイガルト

続いては高級刺繡生地を生産しているツヴァイガルトにお邪魔しました。

こちらも壁に刺繍作品が飾られていたり、図案が掲載されている用紙等が置かれています。

一つ一つの商品がどんな刺繍に向いているのかを伺うことが出来ました。

ツヴァイガルトのブース
作品展示

こんな展示も!見入ってしまう表現のブース

ブースを見て回っていると、「こんな面白いブース日本では見かけない!」というものがいくつもありました。

イベント当日に商品を販売するのではなく、イベントはあくまで【展示会】なので、商品のアピールの仕方の工夫が感じられるおもしろいブースがいくつもありました。

いくつか写真でご紹介!

ブースの様子①

こちらのブース、なんとバラの花びらが入ったバスタブが置かれていました。

フランスからの出展でした。華やかなイメージを持つフランスらしいですね!

ブースの様子②

続いてはこちら。

インスタグラムの投稿風に作品が展示されています。

作品も際立って見える素敵な展示の仕方です♪

こちらのブースには人と同じぐらいのサイズのカセ糸が!

商品のアピール効果抜群でした。

ブースの様子③
ブースの様子④

生地の展示の仕方も工夫されていました。

こちらは刺繍枠を何個も使用して柄をアピールできるように展示しています。

また、今回のイベントで一番多かったのは毛糸の展示!どこのブースも毛糸を棚にいっぱい詰め込んで展示しているところが多かった印象です。

ほとんどが見上げるほど大きな棚に入れられていました☺

毛糸展示の様子①
毛糸展示の様子②

日本ではあまり見かけないような毛糸も中にはありました。

グラデーション順に並べられた毛糸を見ているとついつい手に取って眺めたくなります。

ボタンの展示

毛糸程ではありませんが、ソーイング用品を扱う企業も出展していました。

写真のブースはとにかくたくさん釦を展示!

この写真のような台が、このブースではいくつか並んでいてたくさんの種類の釦を一度に見ることが出来ました。

刺繍糸の展示

その他、刺繍糸を扱うブースもいくつかありました。

日本でもおなじみのDMCのブースはその展示の仕方に感動!

スタッフY、刺繍好きなのでしばらく眺め続けてしまいました。

まるでファッションショーのような展示も!

編み物の作品が数ある中で、やはり多かったのはセーターやカーディガンなど、洋服の展示。

ただ並べられるのではなく、きちんとトルソーに着せられて、作った作品の実際の着用イメージが伝わりやすいようになっていました。

作品展示の様子①
作品展示の様子②
作品展示の様子③

カフカリボンはどう作られている?工場に潜入しました

今回、メーカー様のご厚意で高級ジャガード織りのカフカリボンの工場の見学にお邪魔しました!

イベント会場であるケルンメッセから車で40分ほどかけて移動したところに工場がありました。

外観からすでに可愛い!建物は2つあり、こちらはリボンの展示がメインの建物。

その隣に工場がありました。

100年以上前から大切にされてきた木製の機械

カフカリボンはジャガード織のリボン。

1日に作れるリボンのM数は限られています。機械が作動してリボンが織り上げられていく様子はまさに圧巻でした!

木製の機械

織られたリボンは下にある箱にどんどん貯められていきます。

機械ごとに何色の色を使用できるのか決まっていて、最大は6色。

6色使用できる機械は1台しかないので、とても貴重です。

使用する緯糸を小さなボビンに巻いて機械にセットします。

木製の機械②
機械にはそれぞれ名前がついています

なんと!機械にはそれぞれ名前がついています。

長年にわたって大切にされているのが伝わってきます。

機械は作動、停止するときは手動です。

工場の様子

1から全て手作業の工程を見せてもらいました。

リボンの模様ごとのパンチカード

こちらはリボンの模様を作り出すためのパンチカード。

図案に合わせて1種類ずつ混ざらないように置かれていました。

実は…このパンチカードもこの工場で作られています!

最大でひとつの図案に対して850枚のパンチカードが必要なのだとか!

出来上がったリボンはこちらの機械で巻き取ります。

Mが測れるようになっていて、何M巻いたのかを確認しながら完成したリボンを巻き取っていきます。

巻き取る機械

美しいリボンが棚にズラリと並びます…

工場の隣の建物はミュージアムになっていて、たくさんのリボンが展示されています。

棚の上までぎっしりと並べられたリボンを見ているとどんな作品を作ろうかついつい考え込んでしまいます。

棚に並べられたリボンたち
リボンの展示①
リボンの展示②
リボンの展示③

詳しい工場の様子はInstagramで公開中!

実際に機械が作動しているところも見ることが出来ます👀

おまけ~イベントが行われたケルンってどんな街?~

美しい街並み

イベントが行われたケルンの様子をご紹介!

最寄りの駅を出ると、テレビでもよく見るケルン大聖堂が突然現れます

(近くだと大きすぎて全体が映らないので少し離れて撮影)

ケルン大聖堂
街並みの様子①
街並みの様子②

また、ヨーロッパらしいきれいな街並みがイベント会場周辺にもたくさんありました。

輸入生地の日本にはないデザインはこういった景色を毎日見ていると湧いてくるのか…!

と感心しました。

食事はどんなものがあるの?

ドイツといえば…ソーセージ!のイメージが強いですね😊

せっかくなので本場のソーセージを食べてみました。日本だとスーパーで売られているソーセージは小さめのものがいくつか入っているイメージですが、ドイツの飲食店では大きなソーセージが1本出てきてとても驚きました🙂その他、牛肉を柔らかく煮込んだものや、日本のとんかつをより薄くしたようなメニューがありました。

どれもとてもおいしいです✨

ドイツの食事①
ドイツの食事②

まとめ

イベントへ行く前は海外のハンドメイド界隈は今何がトレンドなのだろう?とSNSを色々とみていたスタッフYですが、やはりSNSと実際にその場所へ訪れてみてみるのとでは全然違った収穫がありました。

編み物は日本でもトレンドになっているけれど、海外だと同じ編み物でも作る作品はこんなに違う、生地はこの系統のデザインが人気だけれど海外だと全く雰囲気の違うデザインが人気になっている…などなど、皆様に情報を発信していく上で貴重な体験が出来ました!

みなさまも、ぜひ海外ではどんな手芸がトレンドなのか、チェックしてみてくださいね💕

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