こんにちは!生地・パッチワーク用品を取り扱う4F売り場のTです✨
キルト芯って種類が多くて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
なんとなく選んでしまって、後から「思っていた仕上がりと違う…」と後悔することも。
そこで、初心者の方でもひと目で分かる一覧表や作品から選ぶチャートをご用意しました!
それぞれの種類の特徴だけでなく、メリットや購入するときのコツについてもご紹介いたします。
「自分の作品イメージに合ったキルト芯」を自信を持って選べるよう、ぜひ参考になったらと思います♪
入園・入学グッズ作りに挑戦したい方や、接着芯から卒業してソーイングのレベルアップを目指す方にもぴったり。忙しくて店舗に行けないオンライン購入派の方も、これを読めば納得して選べます。
あなたに最適なキルト芯を見つけて、もっと楽しく、もっと思い通りの作品づくりを始めましょう!
目次
キルト芯とは? -基本の知識-
キルト芯とはどんなもの?
キルト芯とは、布と布の間に挟んで使用する中綿(なかわた)のことです。手芸やソーイングの際に、布にふんわりとした厚みやボリュームを持たせるために使われ、作品の仕上がりを左右する重要な材料です。
どちらも同じ商品です。
キルト綿はポリエステル綿をシート状に加工したもの。キルト芯とも呼ばれています。
使うことでどんな効果があるの?
キルト芯を使うことで、作品にさまざまなメリットや効果をもたらします。用途に応じて適切な芯を選ぶことで、仕上がりの質が向上し、より満足のいく作品作りが可能になります。
キルト芯を使うことで得られる効果
1.ふんわり感や立体感をプラス
– キルティング作品に奥行きを出し、仕上がりを豪華にします。
2.保温性・クッション性の向上
– 特にブランケットやベビー用品などに使用することで、暖かさや柔らかさが増します。
3.作品の強度アップ
– バッグやインテリア用品に使うことで、形崩れしにくく丈夫な仕上がりに。
キルト芯の種類と特徴 -表で解説-
キルト芯の種類
種類 | 接着キルト芯 | ミシンキルト芯 | ドミット芯 | 樹脂綿 |
---|---|---|---|---|
特徴 | 片面または両面に糊がついている薄い布状の芯 | 綿やポリエステルでできた厚みのあるシート状の芯 | キルト芯を圧縮し、裏にネットを付けたもの | 柔らかく、軽い芯材 |
メリット | アイロンで簡単に接着可能 | ふんわり感を出したい作品に最適 | 型崩れしにくい | ナチュラルな仕上がりになる |
デメリット | 高温に弱い素材だと接着が難しい場合がある | 厚さによっては縫いにくいことがある | ふわふわな雰囲気には向いていない |
キルト芯にのりがついているもの。
しつけの手間が省けて、スピーディーに美しく仕上げることができる。
ミシンを使ったキルティング作業に適したもの。
スムーズに縫いやすい仕様になっていることが特長。
キルト芯を圧縮したもの。または、ふくらみのある綿と裏打ち材の2層構造で、キルトラインが美しく保つことが出来るキルト芯。
ポリエステルなどの合成繊維を使用して作られている人工的な綿のもの。
もっと詳しく知りたい!-各キルト芯の種類-
しつけの手間が省ける!~接着キルト芯~
接着キルト芯 | 薄手タイプ(片面接着) | ソフトタイプ(片面接着) | ハードタイプ(片面接着) | 両面接着タイプ |
---|---|---|---|---|
品番 | MK-1NP | MKM-1P | MKH-1P | MRM-1P |
サイズ | 92cm×1m | 100cm×1m | 100cm×1m | 100cm×1m |
目付け | 60g/m² | 120g/m² | 145g/m² | 170g/m² |
特長 | 薄くて、なめらか | ボリュームがあり、少ししっかりめ | ボリュームあり、しっかりめ | しっかりタイプ、中肉~厚手素材向け |
同商品のサイズ違い | ・CN8000-2P(92cm×2m,82g/m²) | ・MKM-1(100cm×20m) ・MKM-2P(100cm×2m) | ・MRM-1(100cm×20m) |
ミシンキルトの定番!~ミシンキルト芯~
ミシンキルト芯 | 【定番!】薄手タイプ |
---|---|
品番 | KN-7060P |
サイズ | 125cm×1m |
目付け | 60g/m² |
特長 | 薄めでソフトな仕上がり |
同商品のサイズ違い | ・KN-7060M(125cm×20m) ・KN-7060WP(250cm×2.5m) |
プロ・先生が認める!キルト綿の定番~ドミット芯~
ドミット芯 | 薄手タイプ | 厚手タイプ |
---|---|---|
品番 | KSP-100-C | KSP-120-C |
サイズ | 200cm×2.5m | 200cm×2.5m |
目付け | 100g/m² | 120g/m² |
特長 | ボリュームあり、ふっくらとした仕上がり。立体感でる作品が作れます。 | かなりのボリューム感、立体的な雰囲気に仕上がる |
同商品のサイズ違い | ・KSP-100-NWP(250cm×2.5m) ・KSP100-20R(100cm×20m) ・KSP100-2P(96cm×2m) ・CN9000-1P(96cm×1m) | ・KSP-120-NWP(250cm×2.5m) ・KSP120-20R(100cm×20m) ・KSP120-2P(96cm×2m) ・KSP120-200R(200cm×10m) ・P4-9(100cm×10m,130g/m²) ・P4-26(100cm×1m) ・P4-27(100cm×10m) |
~薄手タイプ~
Chuko Onlineオンラインストアでご注文
Chuko Online~厚手タイプ~
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Chuko Online万能タイプ!~樹脂綿~
樹脂綿 | 薄手タイプ | 厚手タイプ |
---|---|---|
品番 | KS-113WP | KS-119WP |
サイズ | 125cm×1m | 125cm×1m |
目付け | 30g/m² | 90g/m² |
特長 | 薄くて軽いすっきりとした仕上がりに | 厚みとハリのある仕上がりに |
同商品のサイズ違い |
【特別編】こだわりたい方、必見!~特殊キルト芯~
特殊キルト芯 | 難燃(なんねん)タイプ | 綿100%タイプ | 黒タイプ |
---|---|---|---|
品番 | KFR-6 | KMW-1P | MH14-BKP |
サイズ | 122cm×1m | 100cm×1m | 100cm×1m |
目付け | 60g/m² | 135g/m² | 140g/m² |
特長 | 難燃性のため着火しても広がりにくく、火元がなくなると自己消火する | コットン100%、天然素材独特のソフトな風合い | 黒、濃色地の作品の綿抜け対策に |
同商品のサイズ違い | ・P4-23(100cm×5m ) | ・CX1(114cm×152cm) | ・MH-14-BKR(100cm×20m) |
おすすめ用途 | キッチン用品(鍋つかみミトン) 防災ずきん | ベビー用品(スタイ・ベスト) | 使用する生地の色が黒や紺などのダークな時 |
特殊キルト芯 | ネット付きドミット芯 | 麻100%キルト綿 | カルトナージュ用 | 裏布付きキルト綿 |
---|---|---|---|---|
品番 | P2-3 | P4-31 | P4-24 | P2-5 |
サイズ | 100cm×2m | 100cm×1m | 約125cm x50cm | 120cm×2m |
厚さ | 約4~5mm | 約3mm | 約14mm | 約7mm |
目付け | 130g/m² | 180g/m² | 120g/m² | 170g/m² |
特長 | キルト綿の裏にネットが貼り付けてあり、伸び縮みしません。 | 熱を効率よく吸収、放熱するので触った感触が「ヒヤッ」と涼しく感じます。 夏にぴったりの綿です。 | キルト綿に裏地が付いているので、タペストリー等、早く仕上げるのに最適です。 | |
同商品のサイズ違い | ・P2-4(100cm×10m) | ・P4-25(125cm×5m) ・P4-28(125cm×30m) | ・P2-6(120cm×10m) | |
おすすめ用途 | バッグ・小物 バッグの持ち手 | 夏用の服 | カルトナージュ | タペストリー |
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Chuko Onlineチャートで選べる!-キルト芯の選び方-
キルト芯を選ぶときに知っておきたいポイント(厚み・素材・仕上がりの違い)
キルト芯を選ぶ際には、作品の仕上がりを大きく左右する「厚み」「素材」「仕上がりの違い」を理解しておくことが重要です。
薄手(約2~4mm) | 中厚(約5~8mm) | 厚手(約9mm以上) | |
---|---|---|---|
仕上がり | すっきり、フラットで軽い印象 | ほどよいふんわり感、適度な厚み | ふっくら、しっかりした厚み |
適した作品 | 小物、衣類、ミシンキルト | バッグ、ウェア、入園入学グッズ | キルト作品、ベッドカバー、インテリア雑貨 |
メリット | 縫いやすく、扱いやすい | 汎用性が高く、初心者でも扱いやすい | 立体感が出て高級感のある仕上がり |
デメリット | クッション性が少なく、ボリューム感が控えめ | 薄手作品にはやや厚すぎる場合も | 縫いにくく、針通りが悪くなることも |
キルト綿を購入するときのコツとは?!
今回のチャートをご参考にしながら、作品のイメージに合った風合いのものをお選びいただけます。
作品をぷっくりさせたい時には厚手タイプを、ほんの少しだけ綿感を入れたいときには薄手タイプを、素材にこだわりたい方は麻タイプや綿タイプがオススメです。
失敗しないためのチェックポイント!
- 作品に適した厚みを選ぶ(薄手・中厚・厚手)
- 素材の特徴を理解する(ポリエステル・コットン・ブレンド・ウール)
- 仕上がりイメージに合った芯を選ぶ(ふんわり・しっかり・軽やか)
- 洗濯やアイロンの有無を考慮する(耐久性やメンテナンス性)
- ミシンや手縫いのしやすさも考慮(厚みがあると縫いにくい場合も)
”そんなときは、目付けに注目👀”
目付けとは?
繊維素材において、1平方メートルあたりの重量を示す単位のことです。
密度や厚み、重さがわかる基準となる数値です。
目付けの基準について
- 軽い目付け(50g/m²以下)
この数値が大きいほど綿が厚く重くなり、耐久性や保温性が高いという特徴があります。
反対に数値が小さいほど、素材はやわらかく通気性が良いという意味となります。
薄手のキルトや夏用の掛け布団などに適しています。
- 中程度の目付け(50g/m²~170g/m²)
適度な厚みと柔らかさを持ち、汎用性や保温性が高い特徴があります。
ベッドカバーや衣類の中綿、タペストリー、防寒ウェアなどに適しています。
~ちょっとしたひと手間のポイント~
キルト芯を買った際に、ミニサンプルを作っておくこともおススメです♪
縦8cm、横6cm程度の布とキルト芯を合わせたサンプルを作って持っておくと、
次の買い物の時の参考に!
作品イメージに合ったキルト芯を選んで、楽しい作品作りを!
キルト芯を使うことで、作品の仕上がりや雰囲気が大きく変わります。厚さや素材によって、ふんわり感や立体感が異なり、保温性やクッション性もアップ◎
薄手・中厚・厚手のバリエーションに加え、ポリエステルやコットンなどの素材も選べるため、用途に合わせた最適な芯を見つけることができます。目付けや厚さを確認しながら、理想の仕上がりを実現しましょう。
これで、作品がもっとかわいく、キレイな作品に仕上がること間違いなし!✨✨