防災グッズの点検をしている家族

災害が起こった際に役立つ手芸用品や、手作りできる防災グッズを紹介しています。
防災グッズをお子さんなどと手作りすることで、家族間の防災意識を高めることにもつながります。
また、お手製の防災グッズは被災生活の心を和ませてくれるアイテムになります。
この記事では弊社で購入できる防災グッズや、手作りできる防災グッズ(防災頭巾や保冷保温バッグになるブランケット)の作り方のアイディアについてご紹介しています。

いつものバッグに備えたり、非常持ち出し袋を用意したりしよう!

いつどこで被災するか誰にも予測できません。「非常持ち出し品」の中から携帯できそうなものを、いつものバッグにいれておくと安心です。また、バッグ自体に反射テープを貼ることも様々な事故を未然に防ぐことに繋がります。
非常持ち出し袋はご自宅や職場など、日ごろ長く滞在している場所にすぐ持ち出せる用意をしておきましょう。

 ■SOSホイッスル
震災でSOSを求めている男性

■SOSホイッスル

品番:
赤_TK11380、白_TK11379

平たく場所をとらないスマートな形状で携帯に便利!
家屋倒壊に巻き込まれた際など、救助を求めたいけど大声が出せないとき、居場所を知らせるのに役立ちます。また、防犯対策としても日頃から持ち歩いておくと心強いです。


 ■反射シール
暗闇を反射シールを付けて歩く男性

■反射シール

品番:シールタイプ
星型_CP132-21、 ハート型_CP132-22、 3cm×35cm_CP131-12、 1cm×1m_CP131-11

光って安全!強力反射!シールタイプの反射テープです。
地震で電車が止まり帰宅困難になると停電した夜道を歩いたりすることもあるかもしれません。停電の有無に限らず、夜道は車から歩行者が見えにくいことが多いです。鞄や帽子などに反射シールを貼ることで、夜間歩行の交通事故を防ぐ効果が期待できます。
強力接着で簡単に貼り付けできます。


 ■小紋手ぬぐい
こっせつぃた女性

■小紋手ぬぐい

品番:
MYM33041 ~MYM33489

33×90cmとハンカチよりも大きいので、普段はエコバッグやペットボトルホルダーに利用できます。
また、抜群の吸水性&速乾性、ソフトな肌触りの木綿なので有事の際は急場しのぎのマスクや三角巾代わりになります。端が切りっぱなしなので、手で裂いて紐状にすることが出来ます。止血や添え木の固定などにも有用で、汎用性が高いです。
※ご使用前に水通しをおすすめしております。


 ■アウトドアコード
紐の結び方

■アウトドアコード

品番:
ME-1621-5 ~ME-1647-5
▼反射テープ入り
ME-1631-5 レフ・ホワイト(Reflective White)
ME-1632-5 レフ・グレー(Reflective Gray)
ME-1633-5 レフ・ブラック(Reflective Black)

引張強度180kgあり、非常に丈夫なコードです。
反射テープを織り込んだコードもあり、上記の反射シール同様夜間歩行時に持っておくと事故防止の効果が期待できます。
ロープワークを熟知していると災害時は尚便利です。


防災グッズを手作りしてみよう!

ミシンで縫物している男性

1. カスタマイズ可能

  • 手作りの防災グッズは、自分や家族のニーズに合わせてカスタマイズできます。例えば、サイズや機能、素材の選択などを自由に調整できます。子供や高齢者、ペットのために特別な工夫を加えることもできます。

2. 防災意識の向上

  • 自分で防災グッズを作る過程を通じて、防災に対する意識が高まります。どんな危険に備えるべきかを考えながら作業することで、非常時に何が必要か、どう対処するかをより具体的に理解でき、準備が万全になります。

3. 迅速な準備が可能

  • 市販の防災グッズが品切れや供給不足になる場合でも、手作りならすぐに自宅で作成できるため、準備が迅速に進められます。特に緊急時には、身近な材料で必要なものを作れるスキルが役立ちます。

4. コンパクトで収納が容易

  • 手作りグッズは、持ち運びや収納のために、必要に応じてコンパクトに作ることが可能です。自分の持ち物に合わせてサイズを調整できるため、防災バッグに収まりやすく、軽量化も図れます。

5. 修理・メンテナンスが簡単

  • 手作りの防災グッズは、どう作ったかを知っているため、破損した場合でも簡単に修理や改良ができます。

防災頭巾を作ってみよう!

防災頭巾をかぶっている女の人
手作りしている親子

防災用にヘルメットを全校児童分用意している学校はまだまだ少ないです。座布団やバッグなど2Wayになる防災頭巾もあります。日常生活に溶け込む防災として、お子さんの防災意識の啓発に、防災頭巾を手作りしてみましょう!

6歳くらいの子ども向けの防災頭巾(座布団にもなる)の作り方を、以下の手順で説明します。この防災頭巾は、普段は座布団として使え、非常時には頭を保護するための頭巾として使えます。

防災頭巾の作り方

必要な材料: 

全部弊社で揃います!

※生地のサイズは6歳くらいの子ども向け防災頭巾を想定していますが、個人差がありますので装着される方に合わせてサイズは調節してください。

  • 布(綿やポリエステルの丈夫なもの)60cm x 100cm 程度
  • 中綿(難燃キルト綿)40cm x 100cm 程度
  • ゴムバンド 50cm x 2本
  • マジックテープ(またはボタン) 5cm x 1組
  • ハトメ(8mm~10mm程度) 2組
  • ハトメパンチまたは専用の打ち具
  • 布用パンチ(穴あけ用)
  • 裁縫道具(ミシン、糸、針、ハサミ、ものさし、チャコペン)

手順:

布を切る

  • 座布団用の表布と裏布を60cm x 50cmのサイズで2枚切ります。
  • 帽子部分になる布も30cm x 50cmのサイズで1枚切ります。

布の配置

  • 60cm x 50cmの2枚の布を中表に合わせます(表面が内側になるように)。
  • その上に、帽子部分となる布を端に配置します。これが頭を覆う部分になります。

中綿を挟む

  • 帽子部分以外の全体に中綿を挟みます。中綿は座布団としてのクッション性を高め、頭を保護する役割も果たします。

耳の位置を確認してハトメの位置に印をつける

  • 実際にお子さんに防災頭巾をかぶってもらい、耳の位置を確認します。
  • 耳の位置に合わせて、左右の布にそれぞれハトメを取り付けるための印をチャコペンでつけます。

ハトメの位置に穴を開ける

  • 布用パンチを使って、ハトメを取り付ける位置に穴を開けます。この穴はハトメのサイズに合わせて、外径よりも少し小さめに開けます。

ハトメを取り付ける

  • ハトメパンチまたは専用の打ち具を使い、両側の耳部分にハトメを取り付けます。しっかりと固定されているか確認してください。

周囲を縫う

  • 帽子部分の端と座布団部分を縫い合わせます。3辺(左右と上側)をしっかり縫い、下側は返し口として10cm程度開けておきます。

ゴムバンドをつける

  • 頭巾の下側の部分にゴムバンドをつけます。ゴムの長さは50cmを基準に、子供の頭のサイズに合わせて調整してください。
  • ゴムバンドを左右に2本つけることで、頭にしっかり固定できるようになります。

マジックテープをつける

  • 座布団として使うとき、コンパクトに畳んで固定できるよう、マジックテープやボタンを使って開閉部分を留められるようにします。

返し口を閉じる

  • 返し口から防災頭巾を表に返し、残りの返し口を手縫いで閉じます。

仕上げ

  • 最後に形を整え、必要に応じてステッチを入れて補強します。

これで、耳が聞こえやすいようにハトメを設置した、防災頭巾兼座布団が完成です。

防災頭巾を手作りする際におすすめの資材

■難燃キルト綿
火事

■難燃キルト綿

品番:
P4-22

点火しても炎が燃え広がりにくく、自己消火する特殊素材です。地震の二次災害として注意しなければいけないのが火災です。防災頭巾やキッチン周りの手づくり用品、ミトンや鍋敷きの中身を難燃キルト綿にしてみてはいかがでしょうか。


かんたん!保冷保温バッグになるブランケットを手作りしてみよう!

ブランケット
避難している女の子

被災時は電気の供給が止まってしまう可能性があります。冷蔵庫が使えなくなったり、暖房器具が使えなくなったりといったトラブルが想定できます。今回は保冷保温クロスを使用してブランケットやクッションにもなる保冷保温バッグの作り方をご紹介します。

必要な材料:

全部弊社で揃います!

  • 外側生地: 約120cm x 100cm(ブランケット用に広げるサイズに応じて調整)
  • 保冷保温シート(アルミシート): 約120cm x 100cm(外側布地にサイズを合わせる)
  • コードまたはゴム: 約50cm×2本(折りたたんだ時広がらないように止めるもの)(コードの場合はコードストッパーもあると便利です)
  • オープンファスナー:60cm×1本
  • グログランテープ:約4.6m
  • ゴムバンドや持ち手:お好みで
  • 縫製道具: ミシン、糸、ハサミなど

長方形の保冷保温クロスを二枚作り、ファスナーで繋いでブランケットになるようにします。風呂敷を折りたたんでゴムやコードでまとめれば、小さいクッションや保冷バッグの代わりになります。

手順:

長方形の保冷保温クロスを作成

アルミ保温シートと外側生地を重ねてキルティングし、保温性を確保します。真ん中でカットして約60×100cmの保冷保温クロスを2枚つくります。

保冷保温クロスの周囲をパイピング

グログランテープで2枚の保冷保温クロスの周囲をパイピングすることでほつれ止めします。この時、コードストッパーと通したコードをいずれかの角に縫い付けてください。またゴムバンドや持ち手を取り付ける場合もグログランテープでパイピングをする前に縫い付けてください。

オープンファスナーを縫い付ける

約120cm×100cmのブランケットになるよう1辺にオープンファスナーを縫い付けます。

これで、災害時に便利な保温バッグとしても使えるブランケットが完成します。

保冷・保温バッグになるブランケットを手作りする際におすすめの資材

■アルミ保冷・保温クロス 1mカット

■アルミ保冷・保温クロス 1mカット

品番:
ALH1-1P ~ ALH2-1P

キルト綿が裏打ちされたアルミ保冷保温クロスです。スポンジが裏打ちされた保温シートよりも、キルト綿によって空気の層が作られるため冷たさや熱が逃げにくくなっています。


防災お役立ちリンク集

政府広報オンライン防災ページ

おおさか防災ネット

東京防災ネット


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